2/14/2011

いい本見つけた



長野Uターン説明会が新宿であったので、ついでにジュンク堂寄って買ってきた本です。
本当は「情報選択の時代」なんとかワーマン著が読みたかったのですが、在庫なしで
この人が訳した?他に書いた?本を見ていたところ、これを見つけました。
松岡さんと外人(ブラウン)の対話なんですが、とても興味深い話をしています。
ブラウンはおれ以上に日本に触れていて、日本らしさ、日本のあるべき姿など
日本のことを深くまで追求しています。そんな中で特に関心があったものを紹介しま。


P 035
日本はなんでも○、×にしたがる。問題を縦に掘り下げないで、ボード化してしまっている。

P 099
「働く」という言葉の本当の意味は、「傍を楽にする」というものがあります。
お金のためじゃなくて周りの人のために仕事をすると、それが気持ちよく戻ってくるのです。

P 192
何かを探している時に、偶然、自分が探している以上のものを見つける。
その「偶然」を自分に引き寄せる能力のことをセレンディピティという。

P 270
・・・・でも、本当の心のよりどころはやっぱり伝統文化にあるのではないかと
ぼくは強く感じています。


なかなか考えされられることを話しています。
国の審議会?討論?などを見ていても、この○、×みたいにyes , no の二択でないと
前に進めない状況が続いていると思います。もちろん「…をやりましたか?」的な質問
に対してはyes , noで答えるのはあたりまえですが。
働く事に関しても、RSSで読んだ記事の中で、いまの人は「仕事とはなんですか?」や
「何のために仕事をしていますか?」といった根本にある意思みたいなのを持っている人が
少なくなっているようです。このことを踏まえると、傍を楽にすることが仕事と思えば
周りの空気も自然と良くなっていくのではないでしょうか。さらにこの気持ちよく戻ってくる
というのはたぶん、ありがとうの言葉であったり、会話が弾むことなんでしょう。
仕事に就いたときは、これをちょっとでも意識したいな、と思います。
セレンディピティという言葉は、茂木さんがよく使っていて、「脳の中の文学」でも
説明されていた気がします。本棚を眺めると、全く意識しないで買った2つの本に
共通点があるってなんだか不思議?でもあり、それぞれ途切れていた鎖が
くっつき始めた感じがしてなんかいいですねw
最後に、心のよりどころはやっぱり伝統文化にあるのでは、ということですが、
これは前から感じていることでした。自分では今の日本は愛国心が足りないんじゃねぇか
って言ってたんですが、この本によると、愛国心はちょっと行き過ぎていて愛郷心が
大切だよ、と書かれているんです。この愛国心とか愛郷心とか、一言でゆうと
先祖に感謝しよう、ってことだと思います。自分は歴史は相当苦手ですが、
今ある日本は昔の人が土台を作って、これからは自分の手で日本?故郷?を
支えていくぞ、という想いが必要になってきているんだと思います。

松岡正剛、エバレット・ブラウンに興味を持ったので、
他の著書も読んでみよう。

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